台湾のコンビニで買うべき!台湾人が子どもの頃から親しんできた、定番ドリンク7選

| By Rita Liu Rita Liu

台湾のコンビニで買うべき!台湾人が子どもの頃から親しんできた、定番ドリンク7選

台湾旅行の楽しみは、観光名所巡りや夜市グルメだけではありません。台湾の人々の日常をより身近に感じられる場所として、ぜひ立ち寄りたいのが、街の至るところにあるコンビニです。台湾のコンビニのドリンクコーナーには、多くの台湾人が子どもの頃から親しんできた味が並んでいます。放課後の寄り道や受験勉強、夜遅くまで働いた日々——そんな人生のさまざまな場面に寄り添ってきた、思い出の詰まった飲み物たちです。

今回は、台湾人が子どもの頃から飲み続けてきた“定番中の定番”ともいえる、コンビニで買える人気ドリンクを厳選してご紹介。次にコンビニへ立ち寄ったら、ぜひ冷蔵コーナーをのぞいて、お気に入りの一本を探してみてください。

1.麥香シリーズ

台湾の“国民的ドリンク”と言えば、「麥香(マイシャン)」でしょう。Uni-President Enterprises Corporation が展開するロングセラーブランドで、耳に残るCMソングとともに、多くの台湾人の記憶に刻まれてきました。「麥香(マイシャン)」シリーズには、紅茶・緑茶・ミルクティーがあり、最大の特徴は、ほんのり香ばしい“大麦の焙煎香”。紅茶は甘さがありながらも後味がすっきりとしており、ミルクティーはどこか懐かしさを感じる、台湾らしいやさしいミルクの風味が広がります。

2.生活泡沫シリーズ

タピオカドリンクをはじめとする手摇飲(シェイクドリンク)文化が広まる以前、1990年代の台湾では、「生活泡沫(シェンフオパオモー)」シリーズが紙パック茶飲料の定番として親しまれていました。幾何学模様と大胆な配色を組み合わせたパッケージは、今見てもどこか懐かしく、台湾らしいレトロな雰囲気を感じさせます。なかでも代表的なのが「生活泡沫緑茶」。すっきりとした緑茶に、ほんのりとしたジャスミンの香りとやさしい蜂蜜の甘さが加わり、奥行きのある味わいに仕上がっています。一方、「生活泡沫ミルクティー」は、昔ながらの台湾式ティースタンド(泡沫紅茶店)を思わせる、しっかり甘めの濃厚な味わいが特徴です。

3.立頓奶茶(リプトンミルクティー)

世界的に知られる紅茶ブランド「リプトン」ですが、台湾のコンビニでは、どこか台湾らしさを感じる“冷蔵紙パックのミルクティー”として親しまれています。なかでも定番の「リプトン ミルクティー(オリジナル)」は、ミルクのコクと甘さが台湾好みに絶妙に調整されており、まろやかで満足感のある味わいが魅力。ほどよい甘さが疲れた身体にやさしく染みわたります。多くの台湾の学生たちが、授業の合間に小腹を満たしたり、気分転換をしたりする一本として、親しんできた定番ドリンクです。

4.左岸咖啡館

台湾のコンビニで、ひときわ目を引く上品なフタのデザインと、フランスの街角を思わせるイラストが描かれたパッケージを見かけたら、それは「左岸咖啡館」かもしれません。長年台湾で親しまれてきた人気ブランドで、どこかフランスの“ゆったりとした時間”を感じさせる世界観が魅力です。おすすめは、定番人気の「昂列咖啡(カフェオレ)」。やさしいミルクの風味となめらかな口当たりで、ほっとひと息つきたいときにぴったりの味わいです。パッケージには、詩のような短い言葉が添えられていることも多く、飲みながらふと目を通したくなることも。味だけでなく、見た目や雰囲気まで楽しめる、少し気分をゆるめたい日に選びたくなる一本です。

5.純萃。喝

「純萃。喝」の人気の秘密は、コスメボトルのような洗練されたパッケージデザインにあります。ミニマルな円筒型ボトルは、コンビニのドリンク棚でもひときわ目を引く存在。スタイリッシュな見た目から、台湾を訪れる旅行者の間でも人気を集めています。定番のラテコーヒーやミルクティーは、どちらも濃厚でコクのある味わいが特徴。ミルク感がしっかりとしていて、コーヒーや紅茶のほろ苦さをやさしく包み込み、デザート感覚で楽しめる一杯に仕上がっています。カラーバリエーション豊かなボトルデザインも魅力のひとつで、台湾コンビニの“映えドリンク”として、思わず写真を撮りたくなる存在です。

6.貝納頌咖啡

「貝納頌」は、上質さを感じさせる“大人向けコーヒー”として長年親しまれてきたブランドです。ブラックやゴールドを基調とした落ち着いたパッケージは、どこか洗練された雰囲気があり、台湾のコンビニコーヒーの中でも存在感を放っています。なかでも定番人気は、「經典拿鐵(クラシックラテ)」。厳選されたコーヒー豆を使用し、ミルクとのバランスも絶妙。ほどよい苦味とやさしい甘さが調和した、まろやかで落ち着きのある味わいが魅力です。コンビニの淹れたてコーヒーが一般的になる前は、多くの台湾の会社員にとって、朝の会議や出勤前に欠かせない存在でもありました。忙しい一日の始まりに、気持ちを整えてくれる“朝の定番”ともいえる一本です。

7.飲冰室茶集

商品名は、近代中国の思想家・文学者である 梁啓超 の書斎「飲冰室」に由来しています。「飲冰室茶集」は、台湾における“文青(カルチャー系)ドリンク”の先駆けともいえる存在です。パッケージには、台湾の現代詩人による受賞作品や散文が印刷されています。飲み物でありながら、どこか文学作品に触れるような感覚を楽しめます。おすすめは、ジャスミン緑茶の爽やかな香りに、まろやかなミルクのコクが重なる「緑奶茶(グリーンミルクティー)」。軽やかなお茶の風味と、あとにふんわり残る上品な花の香りが魅力です。

台湾のコンビニの冷蔵棚は、まるで台湾の暮らしを映し出す小さなタイムカプセルのよう。素朴で親しみやすい「麥香(マイシャン)」から、詩の世界を感じさせる「飲冰室茶集」まで、こうしたドリンクは手頃な価格で、多くの台湾人の日常や成長の記憶にそっと寄り添ってきました。次に台湾を訪れたら、一日たっぷり観光を楽しんだ帰りに、ぜひコンビニへ立ち寄ってみてください。ドアを開けた瞬間に流れる、入店音チャイムに迎えられながら、冷蔵棚の前でお気に入りの一本を選ぶ——それもまた、台湾旅行の楽しみのひとつです。ひと口飲めば、そのやさしい甘さの向こうに、台湾の人々の子ども時代や日常の風景が、少しだけ感じられるかもしれません。