地元民が通う味!毎日行列のできる!脂っこさ控えめで、コク深い台湾のソウルフード!新北・三重の“4大伝説ルーローファン”

| By Rita Liu Rita Liu

地元民が通う味!毎日行列のできる!脂っこさ控えめで、コク深い台湾のソウルフード!新北・三重の“4大伝説ルーローファン”

台湾の庶民グルメの中でも、「魯肉飯(ルーローファン)」は欠かせない存在です。では、台北の食通たちにとって“最強の魯肉飯の聖地”はどこかと言えば、多くの人が台北市から橋を渡った先にある新北市・三重区を挙げます。三重の魯肉飯は独自の文化を持っていて、脂の旨みがありながら重くなく、コラーゲンを感じるとろみのある黒い煮込みダレが特徴です。ご飯を勢いよくかきこむような、豪快な食べ方が似合うのもこのエリアならではです。昔ながらの味を好む人はもちろん、台湾のストリートフードの魅力を体験したい旅行者にとっても、三重は外せないスポットです。ここでは、地元で評判の4つの名店を厳選して紹介します。

三重滷肉飯の四天王 1.今大滷肉飯

台湾の数多くの美食家やインフルエンサー、さらには海外メディアからも「神級の味」と称される今大滷肉飯は、いつ訪れても行列が絶えない、三重を代表する魯肉飯の名店です。こちらの魯肉飯は、脂身を中心に仕上げるスタイルが特徴で、豚皮と脂身を細かく刻んでじっくり煮込み、余分な油分を落としながらコラーゲンの旨みだけを引き出しています。炊きたてで粒立ちの良いご飯の上にたっぷりとかけると、口の中でとろけるような食感が広がり、ゼラチン質のとろみを感じられるのに、不思議と重たさやしつこさはありません。

三重滷肉飯の四天王 2.唯豐魯肉飯

もし今大滷肉飯が観光客の“聖地”だとすれば、「唯豐魯肉飯」は、三重の地元の人々が子どもの頃から親しんできた“故郷の味”と言える存在です。唯豐の魯肉飯は、脂身と赤身のバランスが取れた黄金比のスタイルで、こってりしすぎず食べやすいのが特徴です。さらに酸菜(高菜のような漬物)が加えられており、弾力のあるご飯と一緒に頬張ると、ほどよい酸味が全体を引き締め、最後まで飽きずに食べられる一杯になっています。

三重滷肉飯の四天王 3.五燈獎滷肉飯

五燈獎豬腳飯という店名は、店主の女性が若い頃、台湾の伝説的な歌唱番組『五燈獎』で五連勝を達成したというエピソードに由来しています。この店で最も有名なのは豚足ですが、魯肉飯もまた個性的な一品です。豚足をじっくり煮込むことで出る旨みがたっぷり溶け込んだ煮汁を使用しており、さらに豚足由来の皮や脂、筋の部分まで一緒に煮込むことで、深いコクが生まれています。そのため魯肉飯はやや甘めの味わいで、とろみも強く仕上がっているのが特徴です。艶のある見た目も食欲をそそり、一口ごとに豚足由来の自然な甘みと、豊かなゼラチン質の旨みが感じられる一杯になっています。

三重滷肉飯の四天王 4.店小二魯肉飯

店小二魯肉飯は、かつてミシュランのビブグルマンに選出されたことでも知られる名店です。魯肉飯は脂身と赤身がバランスよく使われており、口に入れた瞬間にほろりとほどけるような食感が特徴です。そのコラーゲン由来のとろみは、一度食べると忘れられない魅力があります。また、通の間で特に評価が高いのが店内の辣椒醬で、少量を魯肉飯に加えることで味わいが一気に引き締まり、満足度がさらに高まります。

三重の魯肉飯は、台湾の労働の歴史と庶民の食文化が重なり合って生まれた象徴的な存在です。それぞれの店が独自のスタイルでこの味を守り続けており、三重の人々にとって誇りともいえる“忘れられない味”になっています。台北を訪れる際には、ぜひ電車やバスで川を渡り三重へ足を延ばし、手頃な価格で楽しめる“黒い旨味の世界”を体験してみてください。この一杯は、台湾旅行の中でも特に印象に残る味わいになるはずです。