Zepp New Taipei徹底レポ!待望の高規格ライブ会場がついに台北へ

| By ting ting

Zepp New Taipei徹底レポ!待望の高規格ライブ会場がついに台北へ

ライブ好きなら必見!数年前、「ついにZeppが台湾に上陸!」というニュースが発表されると、台湾の音楽ファンの間で大きな話題となりました。しかしその後は、開業延期のニュースがたびたび報じられ、期待と不安が入り混じる状況に。そんな多くのファンの待望の末、ついに新荘の宏匯廣場内に、日本発のライブハウス「Zepp New Taipei」がオープン!そもそも「Zepp」とはどんな会場なのか?なぜこれほど多くの音楽ファンが期待を寄せていたのか?そして、台湾ならではの特徴を持つ「Zepp New Taipei」にはどんな魅力があるのか?この記事では、音楽好きの編集部が、Zepp New Taipeiの魅力や注目ポイントを詳しく紹介します。

ZeppNewTaipei_招牌

7月31日に行われたZepp New Taipeiの内覧会では、ゴールデン・メロディー・アワード最優秀男性歌手賞にノミネートされていたJ.Sheonがライブを披露。高規格な設備と洗練された空間設計から、Zepp New Taipeiが台湾音楽シーンの新たなランドマーク的存在になることを予感させます。

ZeppNewTaipei_燈光

日本のライブハウス文化を代表する存在として知られる「Zepp」その魅力とは?

「Zepp」という名前は、Zeppelin(ツェッペリン飛行船/飛行船)に由来しています。1998年にスタートしたZeppは、現在はSony Music Entertainment (Japan)グループの関連会社として、日本国内で9つのライブハウス型コンサート会場を運営しています。Zepp最大の特徴は、どの会場でも国際水準の音響・照明設備を備えていること。さらに、会場規模や構造が比較的統一されているため、アーティスト側は機材や演出プランを大きく変更する必要がなく、ツアー運営の負担を軽減できる点も魅力です。

Zepp DiverCity╱Zepp Tokyo╱Zepp Osaka Bayside╱Zepp Nagoya╱Zepp Sapporo╱Zepp Namba

日本各地のZeppは、約1,500人から最大3,000人近くまで収容可能で、地域によっては最大規模のライブハウスとして知られています。そのため、「Zeppでライブを開催すること」は、多くの日本人アーティストにとって憧れのステージであり、大きなキャリアの節目とも言える存在です。さらに日本の音楽シーンでは、「Zeppツアー」という独自のライブ文化も定着しています。これは、日本各地にあるZepp会場を巡りながらライブを行うツアー形式のことで、アーティストにとっては人気や実力を示す一つの指標にもなっています。

東京を拠点に活動するバンドにとって、「Zeppのステージに立つこと」は大きな目標のひとつ。そこを達成すると、次は「チケットを完売させること」、さらに「2日連続公演」や、東京・名古屋・大阪を巡る“東名阪Zeppツアー”、さらには北海道や福岡も含めた全国Zeppツアーへとステップアップしていきます。そして、Zeppツアーを成功させられるようになれば、次なる目標はライブハウスを超えた大規模会場へ。たとえば、日本武道館のようなアリーナクラスの会場に進出することが、多くのアーティストにとって次の大きな夢となります。

Zepp籠城

「Zeppツアー」以外にも、ユニークな公演スタイルとして知られるのが**「Zepp籠城型ツアー」**です。VAMPSやHYDE(ソロ活動)は、毎年のように複数のZepp会場を長期間貸し切り、平日・週末を問わず連日ライブを開催。まるで“会場に籠城する”ようなスタイルから、「籠城型ツアー」と呼ばれています。Zeppシリーズは、2,000〜3,000人規模のライブ会場として、アーティストにとって有力な選択肢のひとつとなっているのです。

さらに、Zeppシリーズは日本のアーティストだけでなく、海外の有名アーティストにも選ばれてきたライブ会場。Maroon 5、Linkin Park、Bon Joviをはじめ、台湾の人気バンド五月天(Mayday)も、Zeppシリーズで日本のファンと交流してきました。こうした実績からも、Zeppシリーズがいかに魅力あるライブ会場として支持されているかがうかがえます。

Zepp

ファンにとって、日本全国どのZepp会場でライブを観ても、安定した高いクオリティの公演を楽しめるのは大きな魅力です。日本まで遠征してZeppライブに通うファンなら、ドリンクチケットを交換したり、ペットボトル飲料を選んでドリンクホルダーをもらったり、当日限定の記念フォトフレームで写真を撮ったり……といった“Zeppあるある”に馴染みがある人も多いのではないでしょうか。さらには、名前の似たZepp会場を間違えそうになるのも、ファンの間ではちょっとした思い出のひとつかもしれません。

待望のZepp、ついに台湾上陸!

数年前、日本各地のZepp会場にこのポスターが登場して以来、「台湾にもZeppが来てほしい!」という声がファンの間で高まっていました。そしてついに2020年、台湾にも日本と同じ高水準の設備を備えたライブハウス「Zepp New Taipei」が誕生。台湾のファンにとって、待ちに待った瞬間がついに現実となりました。

ZeppNewTaipei_開幕預告

Japaholic 編集部撮影2018年10月

それでは早速、ライブファンが気になる会場情報をチェックしていきましょう!

ZeppNewTaipei_大廳

ファンが気になるポイント① 客席事情をチェック!

Zepp New Taipeiは、全2フロア構成のライブ会場です。1階は、オールスタンディング時で最大1,871人を収容可能。椅子を設置する着席スタイルの場合は、734席まで対応できます。公演内容に合わせて柵でエリア分けをしたり、取り外してフラットな空間にしたりと、レイアウトを柔軟に変更できるのも特徴です。一方、2階には座席エリアとスタンディングエリアが設けられており、291席の固定席に加え、最後方には約83人収容のスタンディングスペースも完備。公演スタイルに応じて、さまざまな楽しみ方ができる会場となっています。

写真提供:Zepp New Taipei

ファン憧れの最前列!争奪戦必至の“神席”とは?

ZeppNewTaipei_第一排

Zepp New Taipeiは、ステージが高すぎず、比較的見やすいのも魅力のひとつ。なかでも驚きなのが、最前列エリアとステージの距離がかなり近いことです。「前方のスタッフやカメラマンで視界が遮られてしまうのでは……?」と気になる人もいるかもしれませんが、それを差し引いても、この距離感でアーティストを間近に見られるのは貴重な体験。ファンにとっては、まさに憧れの特等席です。

音も演出も妥協したくない!PA席まわりの魅力とは?

ZeppNewTaipei_PA

音響や照明演出を重視するなら、PA席周辺がおすすめ。 PA席付近は、音のバランスが良く、ステージ全体を見渡しやすいのが魅力です。アーティストの姿もしっかり確認できるため、「遠すぎてほとんど見えない……」という心配も少なめ。音響とステージ演出の両方を存分に楽しみたい人にぴったりのポジションと言えるでしょう。

ゆったり優雅にライブを満喫!2階座席エリアの魅力

ゆったりライブを楽しみたい一方で、「2階席は遠く感じそう……」と少し不安な方もいるはず。そんな方に向けて、Zepp New Taipeiの2階席から見える景色をご紹介します!

Zepp New Taipei_二樓全景

まずは、2階席からの全景と、後方エリアからの眺めをご紹介。 実際に見ると、2階席だからといって「遠すぎて、まるで画面越しに見ているよう……」という心配はなさそうです。ステージ全体をしっかり見渡せるうえ、会場の空気感や一体感も十分に楽しめるのが魅力。ゆったり鑑賞しながらライブの臨場感も味わえるのは、うれしいポイントです。Zepp New Taipei_全景

写真提供:Zepp New Taipei

平日開催のライブで、「仕事終わりだから早めに並べない……」という時にも、時間を気にせず入場できる2階指定席は心強い選択肢です。また、「座席があるなら荷物預けは不要かな」と思って入場したものの、実際にはスペースが気になって後悔した……という経験がある人もいるのではないでしょうか。そんな心配も、Zepp New Taipeiの2階席なら不要。日本のZepp以上とも感じられる快適な座席に加え、座席間もゆったり設計されているため、荷物があっても比較的快適に過ごせます。「今日はゆっくり音楽に浸りたい」——そんな日にこそ、2階指定席がおすすめです。

ファンが気になるポイント②ロッカー&トイレ情報

ライブを思いきり楽しむなら、できるだけ身軽に入場するのがベスト。 台湾のライブ会場では、ロッカー不足で“争奪戦”になることも珍しくありませんが、Zepp New Taipeiなら、荷物の置き場所に悩む心配はほとんどありません。会場入口の斜め前には、大型ロッカー28台、小型ロッカー765台を完備。利用料金はそれぞれ100台湾ドル、50台湾ドルとなっています。さらに、小銭が足りない場合でも、ロッカーエリア右側に設置された両替機が利用できるため安心です。

Zepp New Taipei_置物櫃

ライブ前になると“激戦区”になりがちなのが、やはりトイレ事情。特に女性用トイレは長蛇の列になりやすく、気になるポイントのひとつです。Zepp New Taipeiには、女性用33室、男性用40室、バリアフリートイレ1室を完備。さらに、入場前の最後の立ち寄りスポットとなるロビーエリアにはトイレが設置されており、女性用トイレだけで20室も用意されています。女性ファンにとってはうれしいポイントと言えそうです。

Zepp New Taipei_大廳女廁

ファンが気になるポイント③:ドリンク代とZeppのドリンクホルダー

Zepp New Taipeiでは、入場時にドリンク代を別途支払う必要はありません。飲みたい場合のみ、会場内のバーで自由に購入できるスタイルです。

Zepp New Taipei_飲料吧

写真提供:Zepp New Taipei

では、ドリンク代が不要となると、Zepp会場の“来場記念”的存在として親しまれている「Zeppドリンクホルダー(ドリンクリング)」まで台湾には導入されないのでは……と心配するライブファンもいるかもしれません。でも、その点はご安心を!下の写真で公開されているデザインに加え、台湾限定版のドリンクホルダーも登場予定とのこと。コレクション欲が、思わず刺激されてしまいそうですね。

Zepp New Taipei_Zepp飲料用吊環

ファンが気になるポイント④:グッズ販売エリアと待機列の動線

グッズ販売エリアや待機列の動線は、ライブ前に多くの人が気になるポイントのひとつ。Zepp New Taipeiによると、館内ロビーはグッズ販売スペースや入場待機列の整列場所として利用できるとのこと。ただし、実際の運営方法や全体の動線は各公演の主催者によって異なるため、ライブ前には事前に案内やルールを確認しておくのがおすすめです。

Zepp New Taipei_大廳

写真提供:Zepp New Taipei

ファンが気になるポイント⑤:ライブ中にジャンプしても大丈夫?

大阪にある Zepp Namba は、2012年4月27日のオープン後、観客の“ジャンプ”による振動が原因で、近隣の機械関連会社からたびたび苦情が寄せられていたといわれています。なかでも、VAMPS、UVERworld、マキシマム ザ ホルモン の3組は、ファンの盛り上がりが特に激しく、ジャンプによる揺れも大きかったことから、“貸し出し禁止リスト”入りしたというエピソードも。中でもUVERworldは、Zepp Nambaの初公演を務めたアーティストでありながら、その後使用を制限されたことでも知られ、Zepp史に残る逸話のひとつとして語られています。

Zepp_柵欄

一方、台湾では、台北アリーナ(台北小巨蛋)でも周辺への影響を理由にジャンプが禁止されていることから、台湾のライブファンの間では「8階にあるZepp New Taipeiで、本当に思いきりジャンプしても大丈夫なの?」という点も大きな関心事のひとつだったようです。

この疑問に対し、Zepp New Taipeiはなんとも心強く、「心配いりません!ジャンプOKです。実際に試して確認済みです!」 とコメント。

さらに、日本のZeppと同様、柵は床に固定できる仕様となっており、かなり頑丈そうな印象。台湾のライブファンも、安心してヘドバンやジャンプを思いきり楽しめそうです。

普段は立ち入れないバックステージを大公開!

Zepp New Taipeiは、高品質な音響・照明設備を台湾に導入しただけでなく、VIPルームやメディアルームなど多彩な空間も完備。ライブや舞台公演はもちろん、企業イベント向けの会場レンタルにも対応しており、大規模な催しの開催も可能です。さらに、忘年会や新年会(台湾の「尾牙・春酒」)といった企業イベントでの利用も大歓迎とのこと。ライブ会場でありながら、地域のニーズに寄り添った、ローカル色あふれる運営スタイルも魅力のひとつと言えそうです。