台湾茶のお土産選び完全ガイド!凍頂烏龍から紅玉紅茶まで、5種類の違いと台北で買えるお店5軒

| By TaiwanHolic 編集部 TaiwanHolic 編集部

台湾茶のお土産選び完全ガイド!凍頂烏龍から紅玉紅茶まで、5種類の違いと台北で買えるお店5軒

台湾のお土産、パイナップルケーキの次はお茶にしようかな……と思っても、種類が多くて迷いますよね。台北の老舗問屋・林華泰茶行の店内には大きな茶缶がずらりと並び、ふたにはお茶の種類と値段が書かれています。どれにするか迷ったら、まずは香りの違いから。今回は、台湾のお土産にしたいお茶5種類の違いと、台北で台湾茶が買えるお店5軒をご紹介!

※価格・営業時間は2026年10月時点の情報です。変わることがあるため、訪問前に各店の公式情報をご確認ください。

茶葉店の棚に並ぶ台湾茶の茶缶(イメージ)
写真提供:財団法人台湾観光協会 制作/交通部観光署 観光多媒体開放資料

手土産にお茶はNG?日本のマナーと台湾茶

日本では、お茶は香典返しの品として定着しています。阪急百貨店の公式通販サイトの解説によると、そのイメージから、お祝いごとの贈り物には向かないとされることも。

いっぽうで、お祝い向けに華やかな包装のお茶を売る高級茶舗もあるそう。お祝いの場面でも、華やかなパッケージを選べばお茶好きの相手に喜ばれる、という解説もあります。台湾の嶢陽茶行の缶は、台湾の花などをあしらった模様入りです。

台湾茶の「四大銘茶」とお土産にしたい5種類

台湾茶の代表として挙がることがあるのが「四大銘茶」。発酵度の低い順に、文山包種茶、凍頂烏龍茶、木柵鉄観音茶、東方美人茶の4つです。今回はこのうち凍頂烏龍茶と東方美人茶に、高山茶、金萱茶、紅玉紅茶を加えた5種類を見ていきます。

お茶発酵・焙煎香りの特徴産地・品種
凍頂烏龍茶中程度の発酵と焙煎焙煎の香ばしさ南投県鹿谷
東方美人茶重めの発酵蜜の香りと熟した果物の香り新竹県北埔・峨眉、苗栗県、新北市石碇など
高山茶半球形の烏龍茶苦みと渋みのもとが少なめ阿里山、梨山、大禹嶺など(標高1,000m以上)
金萱茶部分発酵ミルクのような香り台茶12号という品種
紅玉紅茶紅茶シナモンとミントの香り台茶18号。南投県魚池(日月潭)

※農業部茶及飲料作物改良場の資料より

お土産にしたい台湾茶①:凍頂烏龍茶(焙煎の香りの王道烏龍茶)

湯気と一緒にふわっと立ちのぼる、焙煎の香ばしさが持ち味。産地は南投県の鹿谷で、台湾の農業部茶及飲料作物改良場によると、中程度に発酵させ、中程度に焙煎した、丸い球形の烏龍茶です。鹿谷の凍頂烏龍茶は、もともと高めの発酵と深い焙煎で知られてきました。

昔ながらの凍頂烏龍茶は、まろやかな甘みと、のどを通ったあとの余韻を大切にしてきたお茶です。台北の林華泰茶行では「台湾の家庭で日常的に飲まれている」お茶として紹介されていて、600gで600元(スターフライヤーの旅行情報サイト掲載時点)。台湾の家の味を持ち帰るなら、まずはこのお茶ですよ♪

お土産にしたい台湾茶②:東方美人茶(蜜の香りがする重発酵の烏龍茶)

東方美人茶は、白毫烏龍、膨風茶とも呼ばれる、発酵を重めにした烏龍茶。作り方がちょっと変わっていて、小緑葉蝉(ヨコバイの仲間)という小さな虫に吸われた若い芽を摘んで作ります。

茶改良場の研究報告によると、蜜のような香りはこの虫に吸われることで生まれ、熟した果物のような香りは発酵から生まれるんです。主な産地は新竹県の北埔・峨眉、苗栗県、新北市の石碇など。嶢陽茶行では、東方美人茶のティーバッグ12包入りの缶が340元です(楽天市場台湾の嶢陽茶行ショップ、2026年10月時点)。「虫が育てた香り」のひと言を添えて渡したくなる一品です。

お土産にしたい台湾茶③:高山茶(標高1,000m以上の茶園の烏龍茶)

茶改良場では、標高1,000m以上の茶園で作られる半球形の烏龍茶を「高山茶」と呼んでいます。主な産地は、嘉義の阿里山、南投の仁愛・信義・竹山・鹿谷、台中の梨山や大禹嶺など。

標高の高い茶園は涼しく、霧が多い環境。日照時間も短いため、苦みや渋みのもとになるカテキン類が少なく、甘みのあるテアニンなどが増えるといいます。林華泰茶行の店主のおすすめは「阿里山高山茶」で、600gで1,600元(スターフライヤーの旅行情報サイト掲載時点)。渋いお茶が苦手な人への一缶にもぴったりです。

木のテーブルに置かれた阿里山高山烏龍茶の茶缶(イメージ)
写真提供:Rafael Wu 撮影/財団法人台湾観光協会 制作/交通部観光署 観光多媒体開放資料

お土産にしたい台湾茶④:金萱茶(ミルクの香りがする台茶12号)

金萱茶は、台茶12号という品種の茶樹から作るお茶。茶改良場によると、よい茶葉とよい製法で部分発酵茶にすると、天然の「奶香(ミルクのような香り)」が出るのが特徴です。

香りを確かめるなら、お湯を注いで茶を出したあとの茶葉に鼻を近づけてみて。カップより茶葉のほうが、ミルクの香りがはっきり感じられるんです。新純香のティーバッグのセットにも、金萱烏龍茶が入っています。渡すときは、この香りの確かめ方もひと言添えてみてくださいね。

白い器に入った金萱茶と丸まった茶葉(イメージ)
写真提供:財団法人台湾観光協会 制作/交通部観光署 観光多媒体開放資料

お土産にしたい台湾茶⑤:紅玉紅茶(シナモンとミントの香りの台茶18号)

烏龍茶が並ぶ台湾茶のなかで、紅玉は紅茶用の品種・台茶18号。ミャンマーの大葉種と台湾の野生の山茶をかけあわせ、1999年に名付けられました。日月潭のある南投県魚池で、紅茶の主な品種のひとつとして育てられています。

カップを近づけると、シナモンとミントの香り。この香りの個性を楽しみたい紅茶好きには、烏龍茶よりこちらがおすすめ!新純香のティーバッグのセットにも、紅玉紅茶が入っています。

白い器に入った紅玉紅茶と黒い茶葉(イメージ)
写真提供:財団法人台湾観光協会 制作/交通部観光署 観光多媒体開放資料

ティーバッグか茶葉か?3つの質問で選ぶ台湾茶

どれを買うか決めきれないときは、次の3つを順番に考えてみてください。

  • 職場で配る?1人に渡す? 配るなら、ティーバッグが便利。新純香の9種類入りのティーバッグセットは300元。嶢陽茶行の東方美人茶ティーバッグは、12包入りの缶で340元です。
  • 予算はいくら? 下の表を目安に。
  • どんな香りが好きな人? 香ばしいお茶なら凍頂烏龍茶、甘い香りなら東方美人茶か金萱茶、渋みが苦手なら高山茶、紅茶派なら紅玉紅茶。
買えるもの値段お店
ティーバッグ9種類のセット300元新純香(公式オンラインショップ)
茶葉50g入りの缶340元嶢陽茶行
東方美人茶ティーバッグ12包入りの缶340元嶢陽茶行
阿里山烏龍茶+東方美人茶ティーバッグ計24包の缶セット820元嶢陽茶行
凍頂烏龍茶(150g単位で買える)600g 600元林華泰茶行
阿里山高山茶600g 1,600元林華泰茶行
茶缶1つ50元林華泰茶行

※嶢陽茶行の茶葉50g入りは台北ナビ、ティーバッグは楽天市場台湾の嶢陽茶行ショップ(2026年10月時点)、林華泰茶行はスターフライヤーの旅行情報サイト掲載時点の価格です。

台北の台湾茶専門店①:嶢陽茶行(花模様の茶缶の老舗)

嶢陽茶行は、1842年創業の老舗。台北には永康街の永康店、長春路の旗艦店、台北101のB1にお店があります。

ずらりと並ぶ茶缶は、台湾の花などをあしらった模様入りで、なんだか可愛い。いちばん手軽なのは、50g入り340元の茶葉です。店内では試飲ができ、日本語を話せる店員さんもいます。

住所:台北市大安区永康街9号(永康店) 営業時間:10:30〜21:00(永康店・長春旗艦店)

台北の台湾茶専門店②:小茶栽堂(永康街の台湾茶とお菓子の店)

小茶栽堂は、2006年に「台湾の美しさを世界に紹介する」をコンセプトに生まれた台湾茶の専門店。嶢陽茶行と同じ永康街にあります。

茶葉や茶器のほかに、パイナップルケーキやヌガーなどの洋風菓子も並びます。茶葉とお菓子をまとめて贈りたいときに便利なお店です。

住所:台北市大安区永康街7-1号(MRT東門駅5番出口から徒歩約1分) 営業時間:10:30〜20:30

台北の台湾茶専門店③:林華泰茶行(1883年創業の茶葉問屋)

林華泰茶行は、1883年創業。台北でいちばん古い茶行のひとつで、問屋として茶葉を扱いながら、小売りにも対応しています。

店構えは質素でも、店内には大きな茶缶がどーんと並んでいます。缶のふたに書かれた値段は、1斤(600g)あたり。どのお茶も150gから買えて、茶葉を入れる缶は1つ50元です。カードは使えず、支払いは現金のみなのでご注意を。

住所:台北市大同区重慶北路二段193号(MRT大橋頭駅2番出口から徒歩約3分) 営業時間:7:30〜21:00 支払い:現金のみ

台北の台湾茶専門店④:新純香(MRT中山駅近くの茶葉店)

新純香は、MRT中山駅から歩いて数分。カウンター式の茶席があり、2024年の記事時点では、1人200元で3種類まで試飲でき、茶菓子も付いていました。スタッフ全員が日本語を話せると紹介されています。

人気はティーバッグのギフトセット。公式オンラインショップの「特製綜合」は、梨山高山茶、金萱烏龍茶、凍頂烏龍茶、紅玉紅茶、東方美人茶など9種類入りで300元です。三角のティーバッグには、形の崩れていない茶葉を使っているそう。

住所:台北市中山区中山北路一段105巷13-1号1階

台北の台湾茶専門店⑤:天仁茗茶(桃園空港でも買える茶葉チェーン)

天仁茗茶のはじまりは、1953年に高雄・岡山で開いた銘峰茶行。1961年に台南で天仁茗茶の1号店を開き、2026年5月末時点で、喫茶趣を含めて国内外に200店舗あります。

桃園空港の采盟免税店でも販売されているので、街のお店に寄れなかった日の最後の一缶にどうぞ。昇恆昌の免税店の通販サイトには「913茶王」の300g缶が並んでいます。

台湾茶は日本に持ち帰れる?

日本の植物防疫所の台湾向けページでは、緑茶・紅茶・中国茶は「検査なしで持ち込めます」とされています。

今回ご紹介した5種類の台湾茶は、焙煎の香りの凍頂烏龍茶、蜜の香りの東方美人茶、苦みと渋みのもとが少なめの高山茶、ミルクの香りの金萱茶、シナモンとミントの香りの紅玉紅茶。香りの違いを手がかりにすれば、渡す相手の好みに合うお茶を選べます。

次に台湾を訪れる際は、永康街や大橋頭駅近くの茶葉店で、渡す相手の顔を思い浮かべながら茶缶を選んでみてくださいね!

台湾茶のお土産 よくある質問

Q. 台湾茶を初めてお土産にするなら、どれを選べばいい?

迷ったら、渡す相手の好きな香りで選ぶと決めやすくなります。香ばしいお茶が好きなら、焙煎の香りの凍頂烏龍茶。甘い香りが好みなら、蜜の香りの東方美人茶か、ミルクのような香りの金萱茶(台茶12号)がおすすめです。渋いお茶が苦手な人には、苦みと渋みのもとが少なめの高山茶を。紅茶派なら、シナモンとミントの香りの紅玉紅茶(台茶18号)が合います。それでも決めきれないときは、台北の林華泰茶行で「台湾の家庭で日常的に飲まれている」と紹介されている凍頂烏龍茶から始めてみてください。

Q. 台北で日本語が通じて、試飲もできる台湾茶のお店は?

永康街の嶢陽茶行と、MRT中山駅近くの新純香です。1842年創業の嶢陽茶行は店内で試飲ができ、日本語を話せる店員さんもいます。永康店は台北市大安区永康街9号、営業時間は10:30〜21:00。新純香はスタッフ全員が日本語を話せると紹介されているお店で、カウンター式の茶席があり、2024年の記事時点では1人200元で3種類まで試飲でき、茶菓子も付いていました。

Q. 職場で配るなら、台湾茶はティーバッグと茶葉のどっちがいい?

配るならティーバッグが便利です。台北の新純香の公式オンラインショップで買える「特製綜合」は、梨山高山茶、金萱烏龍茶、凍頂烏龍茶、紅玉紅茶、東方美人茶など9種類の台湾茶が入ったティーバッグのセットで、300元。嶢陽茶行の東方美人茶ティーバッグは、12包入りの缶で340元です(楽天市場台湾の嶢陽茶行ショップ、2026年10月時点)。1人に渡すなら、嶢陽茶行の茶葉50g入りの缶(340元)のような茶葉も選べます。

Q. 台北の老舗問屋・林華泰茶行では、茶葉をどうやって買う?

林華泰茶行(1883年創業)では、店内に並ぶ大きな茶缶のふたに1斤(600g)あたりの値段が書かれていて、どのお茶も150gから買えます。凍頂烏龍茶は600gで600元、店主おすすめの阿里山高山茶は600gで1,600元(スターフライヤーの旅行情報サイト掲載時点)。茶葉を入れる缶は1つ50元です。支払いは現金のみで、カードは使えません。住所は台北市大同区重慶北路二段193号、MRT大橋頭駅2番出口から徒歩約3分、営業時間は7:30〜21:00です。

Q. 台湾茶は日本に持ち帰れる?

はい、持ち帰れます。日本の植物防疫所によると、台湾から持ち帰る緑茶・紅茶・中国茶は、検査なしで日本に持ち込めます。

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